開発者よりOTOIRO+教材の魅力とはOTOIRO+ teaching materials from a developer's perspective

学びが楽しさに変わる!OTOIRO+教材の魅力と目指す狙いについて

OTOIRO+ソルフェージュ教材は、カードゲームやすごろくなど誰にとっても身近なゲームの要素をふんだんに取り入れて作成しました。
なぜゲームの要素を取り入れて作成したのか、その教育的狙いは大きく分けて5つあります。

1つ目は「目標とルールの明確性」です。

ゲームは遊ぶ時のルールとクリアすべき目標が明確化されています。
ソルフェージュをゲームで学ぶことで、何のために何を学ぶのかという学習内容と学習目的が生徒にとって理解しやすくなります。

2つ目は「多くの成功体験の獲得」です。

誰でも、少しずつゲームが進んでいくときには高揚感を、思い通りにいかなかったときには小さな挫折感を、その分目標をクリアしたときには大きな達成感を味わうことができます。 遊びを通じて学習を進める過程において、生徒はこのように多くの小さな「成功体験」を積み重ねることができます。

3つ目は「学習意欲と好奇心の向上」です。

身近にあるゲームのようにソルフェージュを楽しみながら学ぶことで、自然と生徒の学習意欲が高まります。
更に何度も繰り返し行うことができるため、生徒の好奇心を様々な角度から刺激しながら、より学習を深めることができます。

4つ目は「想像力と創造力の育成」です。

音の響きにおいて「正解は1つだけ」ということはありません。
まずは、生徒本人が音楽のどんなところに興味や関心を持っているのか、何に魅力を感じているのかを一緒に発見しながら、生徒の想像力を広げていきます。
その後、その引き出された豊富な想像力を「響き」として創造していきます。
どんな世界観で、登場人物は誰なのか、いったいどのようにストーリーが進んでいくのか、などの色々な質問をしながら、生徒が主体となり創造力を磨いていきます。

5つ目は「集中力の向上」です。

本教材では、カードゲームやすごろくのように、一定の決まりに沿っておこなう遊びを取り入れています。
ゲームのルールを守ることを通して、決まりを守ることの意味や大切さを学び、また最後まで諦めずに目標へ向かってやり抜く力を育み、自己管理や集中力を養います。
この教材を使用して、楽しみながら多様なスキルや知識を身につけることで、学習者ひとりひとりが確かな成長を感じることができるよう願っています。

齊木 睦

ソルフェージュ教材開発者齊木 睦

オーストリア国立モーツァルテウム音楽大学音楽教育学科卒業、ドイツ国立リューベック音楽大学大学院修了。
卒業後、リトアニア国立ヴィータウタス・マグヌス大学にて特別招聘講師として教育活動を行う。
現在は音楽教育活動を行いながら、一般社団法人音楽家就業支援推進機構(MESPO) 並びに株式会社エルパにて音楽教育セミナーやワークショップの講師を務める。

個性輝く未来のためのOTOIRO+ピアノ教材

皆さまは、ピアノを学ぶことで得られる効果をご存知でしょうか。
主な効果2点を、ご紹介します。

まず1点目は、「自分だけでなく他者の個性を大切に思う心が育む 」。

レッスンでは、生徒と先生とのコミュニケーションを通し、楽譜という音符の文字を用いて表現していきます。
同じ楽器で同じ楽譜でも、演奏者によって奏でる音は様々です。それは個性そのもの。
幼児期から「様々な音があるからこそ音楽は楽しい」を学ぶことで、自分の個性だけでなく、他者の個性も認め、自分ことのように大切に思う心が育まれます。

2点目は「創造力と想像力が高められる」。

アメリカ ノースウェスタン大学の研究結果によると、幼少期からピアノを始めた子どもは物事を成し遂げる力が上がることが分かったそうです。それだけでなく、脳の認知処理や記憶力の向上にも役立つとのことです。 この効果がある背景には、ピアノを習うことで想像力や創造力が鍛えられることが関係しているのではないでしょうか。 ピアノレッスンや練習を通じ、譜面上にある情報から音楽での表現方法を学びます。そうすることで、曲に対する自分なりの解釈を考える訓練を積むことができます。こうしたプロセスが、子どもの感性を研ぎ澄ませ、想像力を刺激するのです。 想像力が豊かになれば、自分ならではの音楽を作り上げる力が育まれ、創造的な表現ができるようになります。

OTOIRO+ピアノ教材は、その大事な時期である幼児期からピアノ学習が自然と身につくようアプローチで作成しています。

ピアノレッスンに親しむための準備段階としてプレピアノの要素を含んだ「導入」から取り組むことができます。

いきなり5本の指は使いません。
リズムに合わせて手のひらで鍵盤を叩くクラスター奏法を使いながらリズムに合わせ、左右の手を操作して奏でます。
そうすることで、ピアノを弾く上で大切な手のコントロール能力とリズム感が身につくのです。 少しずつ指で弾くことにチャレンジし、段階を踏みながら、着実にスキルを身につけていけるような構成で組み立てています。

OTOIRO+教材を通して、個性豊かな子どもたちがピアノを通じて豊かな感性と表現力を育み、他者を認め、支え合い、そして自分らしく輝く存在に成長するきっかけになるよう願っています。

生水 靖香

ピアノ教材開発者生水 靖香

大阪音楽大学 音楽学部 器楽学科 ピアノ専攻卒業、ヨハネス・ブラームス音楽院(大学院課程)を首席卒業。
現在は株式会社エルパにてリトミック・ピアノ講師として幅広い年齢を対象に音楽教育活動を行いながら、新人ピアノ講師育成講師としても務める。
令和4年4月より帝京平成大学 非常勤講師。

《参考文献》

OTOIRO+についてのご質問、体験レッスンのお申込みはお気軽にご連絡ください!

体験レッスン
お申込み